レーザーアブレーションは、レーザーによる精密なレイヤ除去加工のことです。費用対効果が高く、溶剤や化学薬品をまったく使用しない環境に優しい技術となっています。このアブレーションは、様々な材料に対し、高精度な加工を1つのステップで行えるというメリットがあります。
セラミック
▸銀メッキセラミックのエッチング
樹脂
▸電子モーターのヘアピンのストリッピング
▸ワイヤー絶縁層のストリッピング
▸感熱性ポリマーの微細加工
ダイヤモンド
▸ダイヤモンドの微細加工
ガラス
▸ガラス加工/金属加工向けピコ秒レーザーCEPHEUS
シリコン
▸半導体/LED製造
レーザー照射によって、汚染物質、デブリ、不純物、錆等を材料の表面から除去するプロセスです。従来の方法(メディアブラストやドライアイスブラストなど)と比べ、はるかに環境負荷の少ない洗浄方法です。
▸レーザークリーニングによる金型洗浄
▸塗膜剥離
▸リチウムイオン電池箔のコーティング剤の除去
▸撥水加工(レーザー表面処理)
レーザーは、微細材料から金属板などの厚い材料まで、また多様な材料の高品質な切断に使用できます。非接触プロセスなので、安全性に優れ、可動部品の摩耗や接触による破損のリスクを回避できます。
セラミック
▸セラミックの切断
金属
▸リチウムイオン電池箔の切断
▸1mm厚 真鍮板の切断
▸1mm厚 銀板の切断
▸アルミホイルの切断
▸銅板の切断
▸シルバープレートの切断
▸タングステン材の切断
▸ステンレス鋼の精密切断加工
▸錫材の切断/深彫/マーキング
▸ステントの微細造形
シリコン
▸シリコンの切断
樹脂
▸カプトン材の切断
▸CFRP材の微細加工
レーザー穴あけでは、特定の領域内でレーザービームを繰り返しパルス照射することにより、層ごとに材料を溶融・気化してホールを形成します。光ビームの強度と持続時間の管理によって、非常に高精度な加工を実現できます。
セラミック
▸セラミック -アルミナの穴あけ
金属
▸アルミニウムへの非円形穴あけ
▸ステンレス鋼への穴あけ
その他
▸ファイバレーザーによる穴あけ加工の概要
▸穴あけ加工の定義・用語
▸レーザー穴あけの歴史
▸動画による穴あけ加工例
マーキングはレーザー加工の中でも最も一般的なアプリケーションの1つです。ここでは加工対象の表面レベルでのマーキング加工(印字など)の例を紹介いたします。他の方法よりもはるかに優れた耐久性と、高い生産再現性を実現できます。
レーザーがノミのように作用して、材料の選択領域を吹き飛ばす、レーザーマーキングアプリケーションの一つです。様々な形状・材料に適用できます。レーザー彫刻は、深さが均一で周囲の摩耗のない高い品質を提供します。
セラミック
▸セラミックの深彫
金属
▸ステンレス鋼への深彫
▸工具鋼の深彫
▸銀材の深彫
▸超合金の遮熱コーティング(TBC)除去
レーザー溶接は、金属の材質、厚みによらず、また異種金属間でも溶接が可能です。バッテリーや医療機器製造用の細線まで、一定の高い精度で、シームレスな接合部を提供します。熱による歪みが発生しづらく、後工程の洗浄も不要です。